家を出る理由が少しほしい日があります。
目的地を決めるほどではないけれど、外の空気は吸いたい。そんなとき、耳に入れるものを先に選んでおくと、散歩のハードルが少し下がります。
音楽もいいけれど、歩くテンポに声が重なると、ひとりの道も少しだけ軽くなる。今回は、散歩のお供にしやすいYouTubeのラジオ・ポッドキャスト系チャンネルを5つ選びました。
散歩中に聴くラジオは、がんばりすぎないものがいい
散歩中に聴くなら、情報量が多すぎないものがちょうどいいと思います。
画面を見なくても内容が追えて、途中で少し聞き逃しても置いていかれない。さらに、歩く道の邪魔をしない声の温度感があると、外に出る時間と相性がよくなります。
今回選んだのは、勉強用というより「歩きながら聞けるもの」。近所を少し歩く日、駅まで遠回りする日、雨上がりに商店街を抜ける日。そういう半日の余白に合うラジオです。
1. ARuFa・恐山の匿名ラジオ|何も考えずに歩きたい日に
ARuFaさんとダ・ヴィンチ・恐山さんによるネットラジオ。
毎週木曜日更新で、どの回から聴いても入りやすい番組です。チャンネルにはかなりの本数があり、気に入ると過去回だけでしばらく歩けます。短い買い物の道にも、少し長めの散歩にも使いやすい安心感があります。
YouTube:
https://www.youtube.com/@tokumei_radio
おすすめの回
匿名ラジオ/#500「祝500回記念!500分ラジオ」
500回記念の長尺回。さすがに1回の散歩で聴き切る長さではありませんが、途中まで聴いて、また次の散歩で続きを聴くくらいがちょうどいいです。
歩きながら聞くと、目的地に着いても「もう少しだけ聞くか」と遠回りしたくなる回。匿名ラジオをこれから聴く人には少し特別編すぎるかもしれませんが、「本数が多くて無限に聴ける」という魅力はかなり伝わります。
2. ニュース!オモコロウォッチ|軽い雑談を聞きながら歩きたい日に
オモコロ編集部の永田さん、原宿さん、ダ・ヴィンチ・恐山さんが、気になるニュースを入口に話すラジオ番組。
ニュース番組の形をしていますが、きっちり社会情勢を追うというより、話題をきっかけにした雑談として聴くほうが近いです。まじめな解説を聞きたい日ではなく、少し笑いながら歩きたい日に候補に入ります。
YouTube:
https://www.youtube.com/@news_omocorowatch
おすすめの回
【083】さあゲームの時間だよ ―ニュース!オモコロウォッチ!
最初に聴くなら、タイトルの時点で少し気が抜ける回が入りやすいと思います。
ニュースを追うというより、3人の会話の脱線を楽しむ時間。歩き出しの数分が重い日に流しておくと、いつの間にか足が進んでいるタイプの番組です。
3. ぽこピーのゆめうつつ|にぎやかな声で外に出たい日に
VTuberの甲賀流忍者ぽんぽこさんとピーナッツくんによるポッドキャスト番組。
動画の裏話や日常の雑談が中心で、画面をじっと見なくても聴きやすいラジオです。テンションは明るめですが、押しつけがましい元気さではなく、横でふたりが話している感じに近いです。
YouTube:
https://www.youtube.com/@pokopeadreaming
おすすめの回
#1 タクシーで話しかけられたらどうする?
初回なので、番組の空気を知るのにちょうどいい回です。
タクシーで話しかけられたときの距離感や、会話の得意不得意の話は、ひとりで歩いているときにもなんとなく聞きやすいテーマ。駅までの道や、買い物前の短い散歩にも流しやすいです。
4. ゆる言語学ラジオ|考えごとしながら歩きたい日に
言葉の話を、ゆるく楽しく聞けるチャンネル。
「言語学」と聞くと少し難しそうですが、入口はかなり身近です。普段なんとなく使っている言葉や、看板で見かける文字が、少し違って見えてくる回があります。
YouTube:
https://www.youtube.com/@yurugengo
おすすめの回
ゆる言語学ラジオ公式チャンネル
※回単位では、まず「springはなぜ春もバネも意味するの?」系の言葉の由来回や、「象は鼻が長い」系の日本語回から入ると聴きやすいです。
歩いていると、駅名、店名、案内板、広告のコピーなど、意外と文字が目に入ります。言葉の話を聞きながら歩くと、いつもの道の情報量が少し増える感じがあります。
5. OVER THE SUN|気持ちをほどきながら歩きたい日に
ジェーン・スーさんと堀井美香さんによるPodcast番組。
元気を出そう、前向きになろう、と強く押してくるのではなく、日々のもやもやをそのまま持って歩けるような空気があります。少し疲れている日や、誰かの声を聞きたい日に選びやすい番組です。
YouTube:
https://www.youtube.com/@ots-905
おすすめの回
OVER THE SUN Ep.246 “Stallone Shoots a Ham in YABUSAME”
最近の回から入るなら、このあたりでも十分楽しめます。
話の内容を全部追わなくても、声のやりとりが耳に残る番組です。帰り道に聞くと、歩いているうちに少しだけ気持ちがほぐれていく感じがあります。
散歩中に使いやすいイヤホンも選んでおく
散歩中にラジオを聴くなら、イヤホン選びも少し大事です。
音質をしっかり楽しむためのイヤホンより、外の音が聞こえやすく、長くつけても疲れにくいもののほうが歩く時間には向いています。車、自転車、踏切、人の声。街の音が少し入ってくるくらいのほうが安心です。
外の音も聞きたいなら、オープンイヤー型
耳をふさがないタイプのイヤホンは、散歩と相性のいい選択肢です。
音楽やラジオを聴きながらでも、まわりの音が入りやすいので、住宅街や商店街を歩くときにも使いやすい印象。カナル型の密閉感が苦手な人にも候補に入ります。
候補にしやすいもの:
- Shokz OpenRun
- Shokz OpenFit / OpenFit Air
- Anker Soundcore AeroFit / AeroFit 2
価格は少し上がりますが、散歩やウォーキング用として長く使うなら、まず見たいタイプです。
価格を抑えたいなら、外音取り込み付きの完全ワイヤレス
普段使いも兼ねるなら、外音取り込み機能のある完全ワイヤレスイヤホンも選びやすいです。
カナル型は耳をふさぐ感覚がありますが、外音取り込みをオンにすると周囲の音を拾いやすくなります。電車やカフェでも使いたい人には、こちらのほうが便利かもしれません。
候補にしやすいもの:
- Anker Soundcore Liberty 4 NC
- Anker Soundcore Liberty 5
- SONY WF-C700N / WF-C710N
散歩だけでなく、通勤や作業中にも使いたい人向きです。
まずは手持ちのイヤホンでも十分
もちろん、最初から新しく買わなくても大丈夫です。
まずは手持ちのイヤホンで、音量を少し下げて歩いてみる。片耳だけにしてみる。外音取り込みをオンにしてみる。それだけでも、散歩中の聞こえ方はかなり変わります。
歩く時間が増えてきたら、耳をふさがないタイプや、軽くて疲れにくいタイプを選ぶくらいで十分です。
散歩中にラジオを聴くときの小さな注意
散歩中に音声を聴くときは、音量を上げすぎないほうが安心です。
車、自転車、踏切、人の声。街の音が少し聞こえるくらいにしておくと、歩きながらでも周囲に気づきやすくなります。
道を調べながら歩く日は、片耳だけにするのもひとつの方法。ラジオに集中しすぎるより、街の音と半分ずつ聞くくらいがちょうどいいです。
まとめ
散歩は、目的地がなくても成り立つ時間です。
ただ、何も決めずに外へ出るのが少し面倒な日もあります。そんなとき、聞きたいラジオがひとつあるだけで、玄関を出る理由になることがあります。
遠くまで行かなくても、1本分だけ歩く。駅まで遠回りする。ごはんを買って帰る。
耳から入る声に合わせて、いつもの道を少しだけ長く歩く。そういう半日も、悪くありません。
